エコプロダクツ2013にフォレストドーム初出展!
2013年12月13日(木),14日(金),15日(土)の3日間、東京ビックサイトにて「エコプロダクツ2013」が開催されました。
今年で第15回目となります。
この展示会は、日本最大級の環境展示会と言われるように、年々規模が拡大してきていて、今年は約700社・団体の展示があり、3日間で約17万人の来場者が訪れました。
展示者は日本を代表するような企業を始め、地方自治体、NPO・NGO、大学・教育機関など多様な構成です。展示会はこのような環境を巡る多様なプレーヤーと、持続可能な社会や環境に優しい生活に関心の高い来場者を結ぶコミュニケーションの場となっています。
また展示会では展示の他にシンポジウム、セミナーなども開催され、3日間で「持続可能な社会の実現」に向けての様々な情報を体感として得ることができます。
その会場の中の「森林からはじまるエコライフ展2013」というテーマゾーンの中で「とうきょう森林産業研究会」も出展させていただきました。
ここでは会員の商品や製品を展示していて、フォレストドームもこの年に初出展となりました。
2m×4mという展示スペースの関係で実物大のフォレストドームを展示することは出来ませんでしたが、1/2サイズのモデルをつくり、展示をしました。
東京ビッグサイトにほど近い新木場に会の会長である「島田小割製材所」があり、その屋上にてフォレストドーム1/2サイズの組み立てを会のメンバーとおこないました。
材は多摩産材のヒノキをL=1,800mm,φ60mmに加工したものを用意しておいてもらったところから、作業を開始しました。
まず25本の丸材の両端を電動ノコギリを使い加工します。一端について2カ所切るので、一本に付き4カ所、25本で合計100カ所切り落とします。その後、リングを留める溝を加工してゆきます。これが両端で計50カ所あります。数が多いだけに意外と手間のかかる作業でした。
材料がそろったら後は組み立てるのみです。
まず土台となる5角形をリングで留めてゆきます。リングは平金物を使い木の小口にビスで位置を固定します。この時、リングは位置は固定されているけれど、リングと材の角度は自由に動くことがこの工法のポイントです。
その後、柱となる材をリングに留めてゆき、柱を立ち上げ、柱どうしをリングで留め、その次に梁をリングで留め、という順序ですべての頂点をリングで留めると完成です。
お昼過ぎから作業を開始し、途中、金物が足りないなどのトラブルもあり、暗くなってから全てが完成しました。
展示会では多くの来場者の方にフォレストドームを見ていただき、様々な意見や感想をいただけたことが、この展示会に出展した大きな収穫でした。
また1/2モデル作成を通して納まりや施工の問題点も明らかになりました。
2014年はこれらの点を検討し、さらに進化したかたちでの展示ができたらと思っています。