Forestdome
フォレストドームとは
身近な森林の材を使い、少ない材料で構造的にも強い小屋をつくることによって、同時に森林整備が進められる、そんな小屋づくりがフォレストドームの目指すところです。
究極的には森林の中で間伐作業によって切られた材を、製材所に運ぶこと無く、その場で簡単な加工をし、持参した金物によって、間伐された場所の近くで小屋づくりをおこなうことを想定しています。
自然の材料が相手ですから、太さや径はまちまちです。しかしながら、それらの材を利用して、手軽に強い小屋を森の中につくることができます。
小屋は森の中の東屋、倉庫、作業小屋、休憩小屋、避難小屋など多目的に利用できることでしょう。
このように森の中で森林整備とともにつくる小屋として考えられた小屋ですが、森林でなく都心部でも木の香りのする小屋を自宅の庭やオフィスの中につくることも可能です。
小屋づくり=森づくり
都心部でフォレストドームをつくることを考えてみましょう。
自宅の庭やオフィスなどにちょっとした木の小屋があり、そこで木の香りと森の雰囲気を味わうことの出来る空間を想像できるでしょうか?
庭の中でしたら、フォレストドームにハンモックでも掛けてみたり、オフィスの中でしたらベンチでも置いて休憩スペースとしてみたりと様々な使い方に想像が広がります。
フォレストドームをつくることは、間伐材を活用し、森林整備にもつながる活動なので、即ち森をつくることにつながります。
家の周りのちょっとした活用されていない空間などありましたら、小さな森の空間をそこに設置してみることを考えてみませんか。ご近所の人たちの”おもてなし”の空間となることに違いありません。
小屋をどんどん設置してゆくことが森づくりにつながるのであれば、都心部に設置してゆくことにも意味があります。都市の森づくりをフォレストドームによって推進してゆきたいと考えています。
フォレストドームの基本形(25本ドーム)
フォレストドームの基本形は長さ約1.800mmの間伐材を25本使い、それらを立体的に組み立ててゆきます。平面は5角形をしており、直径3mの円内程度の大きさです。高さは約2.5m位となります。立体的なかたちをしているのでイメージしにくいかもしれませんが、だいたい3帖の茶室のような大きさです。立体の各頂点は球に面しているのでドームハウスと呼ぶことも出来ます。
各フレーム材はリング状金物によって固定し、全ての頂点が組合わさった時に強固な構造体として組み上がります。
この組み上がったフレームを基本形とし、必要に応じて屋根や壁を設置してゆきます。これら様々な使用パターンは使い方で紹介しています。ご覧ください。
受賞
*2016.9.26 2016年度グッドデザイン賞(フォレストドーム)
*2016.10.24 2016年度ウッドデザイン賞(フォレストドーム)
*2019.10.25 2019年度ウッドデザイン賞(森の音フォレストドーム)
知的財産権
*2016.12.22 商標登録「フォレストドーム」
*2017.5.19 特許登録「ドームハウス」