エコプロ2017に出展しました

今年もフォレストドームをエコプロ2017に出展しました。

昨年、フォレストドームはウッドデザイン賞を受賞し、受賞展で実物を展示しました。今年は実物展示が無かったので、模型とパネルで小さく展示となりました。

にしたま森フェスからお世話になっているソーラーパフの展示販売も行いました。
とうきょう森林産業研究会ブースとしては、ウッドチップが敷き詰められたブース演出で木の香りを全面にアピールした展示となりました。
ちょうどブースの目の前がウッドデザイン賞の展示エリアだったので、今年の受賞作を眺めておりました。

今年のエコプロを眺めていて目についたキーワードが2つありました。
ひとつは「SDGs」、そしてもうひとつは「セルロースナノファイバー」です。
「SDGs」は外務省担当、「セルロースナノファイバー」は環境省担当のプロジェクトです。

SDGsとは

「SDGs」は「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略で、国際的な取り組みです。「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が2015年9月に国連総会で採択されました。そこに盛り込まれているのが、世界を変えるための17の目標「SDGs」です。途上国も先進国も含めた世界中の一人ひとりに関わる取り組みで、2016年1月から実施が始まっています。
下が世界を変えるための17の目標です。

「セルロースナノファイバー」(CNF)とは

*木材から科学的・機械的処理により取り出した直径数~数十ナノメートルの繊維状物質。
*鋼鉄の1/5の軽さで5倍以上の強度を持ち、熱による膨張・収縮が少なく、環境負荷の少ない植物由来の素材。
とのこと。
木材を細かくするとチップになり、チップをさらに細かくするとパルプになり、パルプをさらに細かくするとセルロースナノファイバーになります。
木材からパルプをつくるところまでは製紙会社がやっているので、その流れでCNFも製紙会社が取り組んでいるようです。
CNFは環境に優しく、強度もあるので、プラスチックに取って代わる素材と期待されています。
CNFでつくられた「うちわ」を見本にもらいました。うちわの骨組にCNFを添加したウッドプラスチックを使用しています。


エコプロでは最新の技術などを様々な展示などを通して学ぶことができます。
今回は学びの多い3日間でした。

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