HOUSE VISION 2を見てきました

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2016年7月30日~8月28日まで、お台場で開催された「HOUSE VISION 2」を見てきました。

7月の末にグッドデザイン賞の2次審査のため東京ビッグサイトに搬入搬出に来た時に「ゆりかもめ」から会場を眺めました。木をふんだんに使い、小さな小屋がいくつもつくられている最中で、面白そうだなと思っていたら、この展覧会でした。

会場内にはそれぞれ異なる提案を含んだ12棟の展示ハウスとカフェなどが並んでいて、それぞれが木製のデッキでつながっています。

今回の企画は大企業と建築家がコラボレーションして展示ハウスをつくっているのが特徴です。企業のノウハウが空間構成と結びついているものに特に説得力を感じました。

アンケート用紙に、「エキシビションハウスについてお伺いします。ご覧になった感想として、該当する項目に○をおつけください。」とあり、下記の選択肢がありました。
(とても良かった・良かった・普通・つまらなかった・みなかった)
私は全部を見ました。その中で、とても良かったに○をした4つについてご紹介させていただきます。


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1.[吉野杉の家]Airbnb×長谷川豪
展示後は、吉野に里帰り。Airbnbに登録されます。というのがいい。
Airbnbは今や世界最大の宿泊サービスを提供しています。世界中から面白い宿泊施設を見つけ予約することができます。この家は1階がコミュニティカフェ、2階が宿泊スペースとなっていて、吉野杉をふんだんに使った三角形の空間が特徴的です。吉野に行ったら泊まってみたくなる空間でした。


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2.[の家]パナソニック×永山祐子
全体の中でこの家が一番人気だったのではと感じています。大きな局面の壁が巨大なスクリーンになりIoTによってさまざまなものと繋がってゆくというストーリのプレゼンが分かりやすかった。家の形も「の」の字型でシンプルで気軽な家を表している。
「モノで満ちる家から、コトで満ちる家へ」
というキャッチフレーズのように、IoTの進化によって不要な物を溜め込むこと無く、必要なものを必要な時に使える暮らしがシンプルという考え方には一理あるように思う。


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3.[賃貸空間タワー]大東建託×藤本壮介
豊かな共用空間をつくる、ということで、現状の賃貸住宅の通路としての殺風景な共用空間でなく、キッチンだったり、テラスだったり、植栽だったり、ライブラリーだったり、の共用空間の提案です。空間を細かく分けながら、迷路のような空間構成で繋がってゆく様は、モロッコの旧市街地のようでもあり、わくわくするものを感じさせてくれます。心地良い空間だと感じるのは、大空間でなく、人間のスケールに寄り添った寸法で建物を身近に感じられる空間があるのが一つの要素であると思う。


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4.[グランド・サード・リビング]TOYOTA×隈研吾
実は、良かったに○を付けたのだけれど、おまけ。
テントといい、大きさといい、フォレストドームに通じるところがあるので、気になります。いろいろなタイプの小屋が注目を浴びつつあります。
プリウスPHV、電気自動車が普及するのも時間の問題です。大きな電源としての自動車、いや、動く家電かもしれない。


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5.[冷涼珈琲店ー煎]AGF×長谷川豪
暑い日本の夏の会場の中で、見た目にも涼しげな空間です。吉野檜の列柱が印象的です。
座った人の目線の高さでふわりとゆれるのはコーヒー豆の袋を想起させる大きくて軽い麻ののれん。ざっくとした風合いの麻が生み出す影が人々をやわらかく迎え入れます。とのことです。


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会場構成は隈研吾氏。木をふんだんに使った繊細なデザインです。


HOUSE VISIONのプロジェクトが新たな時代の「家」とはどのようなものかを模索していて、そのヒントがたくさん詰まった展示会であったと思います。

11月に昭和記念公園で開催する、私たちの「東京の森と木と遊びのエキシビション2016」に繋げてゆければと思いました。


間伐材丸太を使ったドーム型小屋づくり

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