曇・雨・嵐・AOZORA2

2016年4月17日(日)、第2回オーガニックマーケットAOZORAが目黒区碑文谷圓融寺にて開催されました。昨年に引き続き圓融寺で行われたAOZORAですが、昨年の青空での開催と一転、今年は波瀾万丈な天候のおかげで印象深い一日となりました。

午前9時、マーケット参加者全員が参加して、圓融寺住職による法要が執り行われました。圓融寺は今から1,100年前に創建された由緒あるお寺で、江戸時代には盛んに市(マーケット)が行われていたのだとか。そんなマーケットが現代に蘇ります。オーガクック=有機的な繋がりを形にしたマーケットです。

当初、オーガニックマーケットAOZORAは福島震災復興への援助も込めて企画されました。昨年は2015年4月26日の開催前日にネパール地震がありました。そして、今年の開催日前には熊本地震があり、急遽会場内には義援金を入れる容器が用意されました。被災地で大変な思いをしている人に手を差しのべ、皆が繋がっているということも感じられました。

午前9時半、曇り空で始まったAOZORAですが、徐々にポツポツと雨が降り始めました。それでも午前中は何とか持ちこたえ多くの人が訪れていました。お昼過ぎからは雨に加えて風も出てきました。

午後2時頃には前線が通過する影響で増々の荒れ模様となってきました。風の影響で近くの工事現場の足場が倒れたといった話も聞きました。マーケットの竹でつくられたフレームの上に掛かるテントは風にあおられ水しぶきが飛んでいます。お客さんもほとんどいなくなり、撤退するお店もありました。

フォレストドームもそんな天候の洗礼を受けました。嵐の間中、フォレストドームの中に留まっていました。板の隙間から少々の水しぶきが中に入ってきますが、テントが風でばたつくことも無く、フレームが揺すられることも無いことが実体験でき、悪天候に対して強いことが改めて良く分かりました。

やがて前線が通り過ぎ、雨と風が止み、太陽が顔を出しました。テントに写った木の葉の影が綺麗だったので、思わず写真を撮ってしまいました。嵐の間いなくなっていたお客さんも徐々に戻って来て、終わりまでの時間を過ごすことが出来ました。

来場者は近隣の住人の方が多かったような気がします。フォレストドームの中に入ると木の良い香りがするという声も聞きました。都市住民にとって木の香りは新鮮に感じるようです。木の香りに包まれた癒し効果もあるのではと思います。

最後に住職の言葉で閉会となりました。その中で、本日の天気は、正に山あり谷ありで人生そのもの、という住職の言葉に頷いてしまいました。でも最後はAOZORAで良かった!

↑前日設営の様子

↑円融時本堂から釈迦堂を望む。フォレストドームは右手。

↑第2回オーガニックマーケットAOZORAが始まりました

↑AOZORAの顔、竹ブースメイン通り

↑多摩産材ブロックを販売、壁にも展示

↑内部空間も体験していただけました

↑嵐の後の様子、水たまりが激しい雨を物語っています

↑テントに移った木の葉の影が美しい

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